**************** Eratosthenes_base_model.dwg ****************
しかし彼の結果は後に252,000 stadesに変更された、というのはおそらくこの数字が60で割り切れて計算し易かっただったからであろう。
(当時の計算は60進法だった。) 252,000 stadesでは極直径は7850 マイルで、より正確な近似値となる。
これはわずか24マイル短い0.3%の誤差である!!!
参考まで; 地球の半径 (最小 6336 km(3937 mile) 最大 6399 km(3976 mile))
地球は完全は球形ではない、偏楕円体(若干卵型)で、その円周距離は赤道方向周りが 南北周りよりも長い。
これは 地球の自転の影響である。
Reference web site: Bob Chamberlain : "What are some algorithms for calculating the distance between 2 points ?"
緯度 | 経度 | |
---|---|---|
アレキサンドリア,エジプト(Alexandria, Egypt) | 31.2 N | 29.9 E |
シエネ(アスワン),エジプト(Aswan, Egypt) | 24.088 N | 32.899 E |
シエネ(アスワン)における経度はアレキサンドリアよりも若干異なる。(違いは約3度)1度がおよそ69マイルに相当するので、
シエネは今日のアスワンの約200マイル西方に位置しなければならない。
我々のモデルでのシエネの経度は29.4 E と仮定し、それゆえアレキサンドリアとシエネが同じ子午線上に位置する。
アレキサンドリアにて夏至の傾斜角を測る日時計を建てる。ポールの高さは3メートルでその半径を10 cm(0.1 m)とする。
シエネでは太陽が北回帰線にある時、井戸の底に影を落さないことを示すために井戸を掘る。
井戸の寸法は地面から5メートルの深さで、内径が1メートル、そして井戸の底に水を入れる。
これがそのモデルである。
*************************************** Eratosthenes_model_2.dwg ***************************************
この図面の作成方法:
プログラム Eratosthenes_model2.lsp を (load "Eratosthenes_model2") でロードする。
コマンド ラインから measure_earth と実行命令をタイプする。
筆者の注記:
オリジナルのモデルを作成した時、日時計のポールの大きさは高さが3メートルで直径を0.2メートルと設定した。
しかし(地球の直径と比較し)この尺度では影を作るレンダリングがうまく動作しなかった。そのため
ポールと井戸の尺度を3桁上げることにした。
おそらくレンダリングする前に地球を消せば、オリジナルの尺度でも良かったのだろうが、筆者はそれを確認していない。
従って、ここでは見るだけの目的で日時計と井戸を地球とは別にして処理している。
次の4つの異なる光の方向が選択される。角度は赤道平面に対する傾きである:
季節 | 角度 | COS | SIN |
---|---|---|---|
夏至 | 23.5 | 0.91706 | 0.39875 |
角度 12 度 | 12.0 | 0.97815 | 0.20791 |
春分および秋分 | 0.00 | 1.00000 | 0.00000 |
冬至 | -23.5 | 0.91706 | -0.39875 |
**** earthsize_win_id.dwg ****
********************** sundial_at_Alexandria.dwg **********************
アニメーションを準備する。
この図面の作成方法:
プログラム Eratosthenes_model2.lsp を (load "Eratosthenes_model2") でロードする。
コマンド ラインから measure_earth と実行命令をタイプする。
この時点でAutoCADが Eratosthenes_model_2.dwgを表示する。
レンダリングのイメージを得るには、次のステップが必要となる。
これらのステップはAutoCAD特有のものである。
(1) 左上のビューポートを選択し、VPORTS コマンドを用いてビューポートを一つ作る。
地球を表す青線を消す。
(2) 3DORBITS コマンドで、上の図面に示すように日時計を回転させる。
(3) VPORTS コマンドで、ビューポートを4つに分割する。
(4) それぞれのビューポートに、遠くからの太陽光の方向を指定する。
ここでは SHADOWS ON と Volumetric/Raytraced shadows オプションを選択することが重要。
(5) RENDER コマンドで図をレンダリングする。
**** earthsize_win_id.dwg ****
**************************** well_at_Syene.dwg ****************************
アニメーションを準備する。
この図面の作成方法:
プログラム Eratosthenes_model2.lsp を (load "Eratosthenes_model2") でロードする。
コマンド ラインから measure_earth と実行命令をタイプする。
この時点でAutoCADが Eratosthenes_model_2.dwgを表示する。
レンダリングのイメージを得るには、次のステップが必要となる。
これらのステップはAutoCAD特有のものである。
(1) 左下のビューポートを選択し、VPORTS コマンドを用いてビューポートを一つ作る。
地球を表す青線を消す。
(2) VPOINT コマンドで、!pnt_syen と入力し視点の方向を指定する。
(3) VPORTS コマンドで、ビューポートを4つに分割する。
(4) それぞれのビューポートに、遠くからの太陽光の方向を指定する。
ここでは SHADOWS ON と Volumetric/Raytraced shadows オプションを選択することが重要。
(5) RENDER コマンドで図をレンダリングする。
質問、問い合わせは 筆者 岩本 卓也 宛てにお願いします。
Last Updated July 9-th, 2006
Copyright 2006 Takaya Iwamoto All rights reserved.