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近似構成法

1. Kochansky

Kochansky は1685年にこの結果を発表した。

構成ステップ

OA = OB = r、 および AD = 3r とする。

BC は AD に平行、 ∠BOC = 30度。

よって CD = 3.141533.. となる。
*************** Kochansky.dwg ***************

この図面の作成方法:
   プログラム pi_construction.lsp を    (load "pi_construction") でロードする。
  次にコマンド ラインから Kochansky と実行命令をタイプする。

2. Gelder

Jacob de Gelder (1765- 1848) はこの結果を1849年に発表した。
これは近似 355/113 = 3 + 42/(72 + 82) に基づいている。
この小数部分をここで構成する。

構成ステップ

CD = 1, CE = 7/8, AF = 1/2 とする。

FG は CD に平行で HF は GE に平行。

よって AH = 42/(72 + 82 ) である。


**************** Gelder.dwg *****************

この図面の作成方法:
   プログラム pi_construction.lsp を    (load "pi_construction") でロードする。
  次にコマンド ラインから Gelder と実行命令をタイプする。

3. Ernest William Hobson (1856 - 1933)

Hobson はこの結果を1913年に発表した。彼はpの平方根の近似値を構成した。これが本当の円の四角化(円積)である。 p1/2 = 1.77245... 彼の構成した長さは 1.77246...で、非常に近い!!

構成ステップ

OA = 1.0, OD = 3/5, OF = 3/2、および OE = 1/2 とする。

直径がDEとAFの半円DGEとAHF をそれぞれ描く。

AB に垂直で点O を通る線分は点G と点H で半円に交差する。

よって GH = 1.77246...


**************** Hobson.dwg *****************

この図面の作成方法:
   プログラム pi_construction.lsp を    (load "pi_construction") でロードする。
  次にコマンド ラインから Hobson と実行命令をタイプする。

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参考文献



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質問、問い合わせは 筆者 岩本 卓也宛てにお願いします。

Last Updated Nov 22, 2006

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